クラフトコーラを取り扱うお店が増えてきた。
おしゃれな瓶に入ってる事もあり目を惹かれ、最近流行っている様なのでよく知りもせず手に取ってみたら想像よりも高くておったまげた。
コーラは安価でも美味しい庶民の飲み物だという認識で侮っていたのだ…。
梅酒など手作りの冷酒に憧れを抱くものの、作る為には手間も時間も材料費も掛かるし、そもそも私は酒に弱くあまり飲めない。
しかも飽きっぽいため沢山作っても飲みきれるかも謎だ。
そういえば昨今は酒離れも加速していると聞くし、手作りのノンアルコールレシピが流行るあたり健康志向な人も増えてきているのかもしれない。
お茶なども良いが、やはりお茶ではどこか弱く日常感がある。
例え酒飲みじゃなくとも、たまにはお気に入りのグラスなんかをひっぱり出して、特別感溢れるオシャレな飲み物が注ぎ入れ楽しむなどしてみたいとは常日頃思っていた。
それゆえに何となくクラフトコーラにちょっとした憧れと期待みたいなものがあった。
そんな買うと高く、何かといろいろな敷居も高そうなクラフトコーラだが、どうやらお家でも手軽に作れる物らしい事が判明した。
しかも酒と違って勝手に作っても問題ない合法品らしい。(当たり前といえばそうだが)
これはいい事を聞いたと早速作ってみる事にした!
で、思ったよりもあっさりと直ぐに出来た。
なぜなら材料に使われている物がほぼ家にあったからだ。
クラフトコーラの材料となる物は、カレーのスパイスを強めるのによく使われる香辛料と、甘味を作るのによく使われる調味料ばかりだからである。
無類のカレー好きであり甘いもの好きで、よく家で手作りしているぞ!という人はクラフトコーラはやらなきゃ損という位である。
とは言えクラフトコーラに特に正解というモノは無いらしいので、好きな味付け・配合となるように調合して良い。
ざっくり甘みを付けるもの、香りを付けるもの、酸味、スパイシーさ、コクを出すものを適当に混ぜ入れれば良いだけである。
糖類はたっぷりと使ったほうが美味しいが、それ以外は思ったよりも材料は健康に良いとされている物ばかりだった。
私はシナモン・カルダモン・メープルシロップ・胡椒・しょうが・バニラエッセンス・山椒・砂糖・レモン汁・オレンジキュラソーをチョイスした。
お察しの通り半分はカレー、もう半分はおやつを作る時に良く使っている材料である。(山椒だけはうなぎ弁当を食した時の余りだ)
調理方法はこれを適当に混ぜ合わせて鍋で煮て冷やすだけである。
出来上がった原液をサイダーなどで割って使う。
飲んで納得、これは確かに市販品とはひと味違う上品な大人コーラである!
言われてみるとちょっとコーラに近い香りもするのだが、ハーブが織りなす健康飲料という方が正しい気がする。
コーラと言えばあの黒糖やカラメルを焦がした様なコクなので、似た風味が出せそうなメープルシロップを入れてみたのは正解だった。(ベリーダークがオススメだ)
原料的に喉にも良さそうなので、冬はホットで頂くのもアリかもしれない。
調味料が沈殿するのが気になるという人は、キッチンペーパーなどで一度濾してから飲むと喉越し良く口内がザラザラする感じもしなくて良しだ。
実はコーラの炭酸がちょっと苦手なのだ(わざわざ炭酸飲料飲むなという話ではある)が、これなら自分で炭酸の濃さも調整出来るので、炭酸が抜けるまで待つという回りくどい手間を取る必要も無いのも良し。
コーラの味は好きだけどコーラの強炭酸が苦手!という人は案外多いと思っているので、その層にも需要はあるのでは無かろうか。
そしてやはりと言えばそうなのだが、コーラなので脂っこいものや肉類などによく合う。
せっかくなのでここはちょっといいお肉を買ってきて、オシャレな食事もとい罪の味をじっくり堪能したい…。
作ったほうが断然安上がりだが、クラフトコーラを作るためにわざわざ調味料を買い込むのはちょっと…と躊躇してる人は、お菓子作りやカレーの追いスパイスに使うことをオススメする。
ちなみにが中途半端に原液が余ったら肉を漬け込むのにも使えるぞ!
まず無いと思うが、調味料の強め過ぎ・使い過ぎはむしろ健康を害する事もあるそうなので、ほどほどにな!
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