「田沢ルール」とは?
高校生や大学生・社会人が「日本プロ野球」に入らず、いきなりメジャーリーグに入った場合
数年後、「日本プロ野球」でプレイしようと思っても、高校生だと3年、大学生・社会人は2年「日本プロ野球」でプレイしてはいけないというルールです。
これを、田沢純一選手が実行したことにより「田沢ルール」と言われるようになりました。
野球をやっている高校生や大学生、社会人は「日本プロ野球」を目指している方がほとんどだと思いますが、近年はメジャーリーグでも活躍する選手が増えています。
いつかはメジャーリーグで活躍したいという選手は多いでしょう。
しかし、高校生や大学生・社会人が「日本プロ野球」からドラフトにかかり、プロ野球選手になると、簡単にメジャーリーグいけないルールがあります。
生涯、日本で野球をするのか、メジャーで野球をするのかを決めろ!って言われている感じですよね。
今年ついに、この「田沢ルール」が撤廃となりました。
「田沢ルール」が撤廃されると?
高校生や大学生・社会人がいきなりメジャーに挑戦しやすくなります。
そして、メジャーでの契約が終了した時に、その人を欲しいと言ってくれるチームがいれば「日本プロ野球」ですぐに活躍することが出来るようになります。
今年にその「田沢ルール」が撤廃されたことにより、田沢純一選手が来年に「日本プロ野球」で活躍する可能性があります。
田沢純一選手は、そのルールがあり実力があるにもかかわらず、今年は地方リーグで野球を続けていました。
なぜ「田沢ルール」があったの?
実力のある高校生や大学生・社会人がすぐに海外挑戦してしまうと、「日本プロ野球」の発展につながらないからと言われています。
実力ある選手でも日本で活躍したい人もいる。
メジャーで力を付けて、日本で活躍をしたい選手もいる。
という考え方が、あればこのようなルールはできなかったのかなと。
実は「田沢ルール」を利用しようとした有名選手がいる!
その選手は上原浩治選手です!
読売ジャイアンツで活躍し、FAを使いメジャーリーグで活躍した超一流選手ですね。
実は、読売ジャイアンツに指名を受けていたが、メジャーリーグでやってみたいという気持ちが強く、メジャーリーグに行けば、この「田沢ルール」の対象者となっていました。
結果的には、その時の読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督に口説かれて、ジャイアンツに入ったと言われていますが、「田沢ルール」が無ければ、若く絶好期の上原浩治選手がメジャーリーグで大活躍していたかもしれません。
上原浩治選手も、このルールは全く必要ないと言っており、撤廃になってよかったです。
今後は、メジャーリーグで日本人の20代の若い選手が多くなってくるかもしれませんね。
メジャーリーグから指名される選手がいればの話ですが。
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