冬の定番「鍋定食」がアルミ鍋によるお持ち帰りに対応
今回紹介するのは前回に引き続き牛丼チェーンすき家の期間限定メニューとなります。
今年も早くも残す所あと2ヶ月を切り、肌寒い日が増えてきました。そして寒い季節になると各牛丼チェーンが販売を開始するのが「鍋メニュー」です。
吉野家、松屋、すき家の三大牛丼チェーンでは近年固形燃料で火にかけてアツアツで食べられる「牛鍋メニュー」を毎年展開しています。
今回紹介するすき家でも冬到来に向けて鍋メニューが登場となりました。牛丼でもトッピングのバリエーションが豊富なすき家だけに鍋メニューの種類も豊富で、今年はたまごが2個付いた定番の「牛すき鍋」に加え、牛丼のトッピングとしても人気のキムチとチーズがプラスされた「キムチーズ牛すき鍋定食」、横濱中華飯店シリーズとして本格的な火鍋を再現した「麻辣牛火鍋定食」、そこにアサリを加えて海鮮味も加えた「あさり牛火鍋定食」の4種類が登場する事になりました。
しかも、今年のすき家は持ち帰りにも力を入れており、テイクアウト専用に開発されたアルミ製の「持ち帰り鍋」を使う事によって家でもアツアツの鍋が楽しめます。
このアルミ鍋での持ち帰りは今までありそうで無かった発想で、これまで鍋メニューと言っても持ち帰りとなると「鍋感」が無かったのですが、アルミ鍋でガスコンロやIHコンロで温める事で「鍋感」を演出しています。
そんな新発想のすき家の鍋メニューから、今回は本格的火鍋の味を再現したという「麻辣牛火鍋定食」を試食して来ました!
野菜もたっぷり入った本格カラ旨スープの鍋は体がポッカポカに
この麻辣牛火鍋定食は、公式サイトによれば「2種の唐辛子で味付けした特製スパイスオイルと、ジンジャーをはじめとした8種のスパイス・3種の唐辛子・山椒で味付けした鶏がらベースの特製スープを使用した商品です。」との事で、スパイスオイルに唐辛子や山椒で味付けした商品との事です。
火鍋といえば一時期ブームとなった後、今や「定番」となった印象がありますが、この火鍋の味を再現したメニューという事で期待感が高まります。
こちらが今回試食したすき家の「麻辣牛火鍋定食」となります。定食と言ってもサラダや味噌汁などは付いておらず、鍋とご飯のシンプルな構成です。
内容としてはたっぷりの牛肉に加え、白菜、人参、玉ねぎ、長ネギと野菜も多く入っています。それに加えて結びしらたき、焼き豆腐、うどんも入った大ボリュームとなっています。
火鍋と言ってもスープは真っ赤というほどの事は無いですが、スパイスの効いた香りが食欲をそそります。
さらには鍋の「味変要員」として「麻辣スパイス」と「坦々ダレ」もセットで付いています。これらは前回紹介した「食べラー・メンマ牛丼 坦々ネギMIX」に使われていたスパイスやタレと同じもののようです。
スパイスでカラ旨パワーアップ 坦々ダレが驚きの変化を遂げる
まずはスパイスなどをくわえず、そのままで食べてみます。火鍋という事で山椒の効いた痺れる辛さを感じるものの、激辛という事はなく辛さ的には少々物足りないくらいです。
という事で、まずは特製麻辣スパイスを入れてみます。
前回のメンマ牛丼の時も感じましたが、このオリジナルの麻辣スパイスは香りが華やかで、鍋に入れた途端に一気に山椒の香りが広がります。
実際の辛さもかなりアップしますが、見た目の「辛そう」感も大幅にアップする事になります。
スパイスを全量入れると一気に辛さはアップ、苦手な人ではちょっと食べられないくらいの辛さかもしれません。
固形燃料で加熱している事から食べ進めるうちに熱さもどんどんアップしていき、汗が吹き出るレベルです。
そんな時にありがたい存在となるのが「特製坦々ダレ」です。このタレは「坦々ダレ」と言いつつも、正直「ただのゴマダレでは?」と感じるほどゴマ風味が強く、このタレを付けて食べると辛さがマイルドになるようです。
しかし、実はこの坦々ダレがかなりポイントです。最初こそただのゴマダレという印象だったのですが、これに付けて食べていくとこのタレに鍋のつゆやスパイスオイルが加わり、段々と担々麺のスープのような味わいに変化していくのです。
最初は「これのどこが坦々ダレなの?」と思ったのですが、食べていくと納得です。
特に担々麺のスープ状態になったこのタレに、うどんを付けて食べると「坦々うどん」といった味わいになりシメにピッタリの一品となります。うどん、最後まで残しておきましょう。
この麻辣牛火鍋定食を始めとする鍋メニューは、いずれもご飯の量、そして肉の量の増減が出来ますが、お肉の量は並でもかなりの量が入っている事から増量しなくても満足感は十分にあります。
食後はかなり体が温まり、汗までかいてしまうほどの冬の寒さに嬉しい麻辣牛火鍋定食、一度試してみてはいかがでしょうか?
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