【GoToトラベル】お米だけじゃない、新潟は想像を超える食の宝庫だった その2

グルメ

2日目はフェリーで佐渡ヶ島へ

 前回はGoToトラベルキャンペーンを利用して新潟県へ旅行に行き、そこで食べた新潟県産の食材を使った料理の食レポ記事でした。

 今回は前回の続きで、2日目に食べた料理のレポートとなります。

 場所は新潟県佐渡。海を渡って佐渡ヶ島に一泊する事になりました。佐渡ヶ島といえ金山があった事とかつては絶滅寸前まで追い詰められたニッポニア・ニッポンことトキを飼育している事でも有名です。

 しかし、佐渡ヶ島の食材というのはなんともピンとこないものですが、結論からいえば佐渡ヶ島の料理も大変美味しく新潟県の底力を感じる事が出来ました。

連休明けで人はまばら

 初日は新潟県南魚沼に宿泊、2泊目は佐渡ヶ島という事で船での移動となります。佐渡ヶ島に行くための手段はいくつかありますが、今回は新潟港から出ているフェリーに乗船しての移動となります。

 普段はフェリーに乗る機会はあまり無いという人がほとんどだと思いますが、筆者もフェリーに乗ったのは20年ぶりくらい。やはり大きな船というのはテンションが上がってしまいます。

 しかし、この日は生憎の空模様で航行中はかなりの揺れとなり横になっている事しか出来なかったのは残念です。

こちらは帰路の様子

 写真は穏やかだった帰りのものですが、行きもこのような景色が楽しめたら最高だったのですが天気ばかりはどうしようもありません。

 連休を1日ずらした日程となっており、この日は平日でした。にも関わらず、フェリーを利用していた人はそれなりに多かった印象です。とはいえ、やはり普段の生活でフェリーを利用している人や運送関係などの人が多いようで、観光客と思しき人の数は少ない印象でした。

 佐渡ヶ島の両津港から車で20分ほどで、2泊目の宿に到着する事が出来ました。夕食は前日と同様外て地元の物が食べたい!という事で近くの居酒屋を探すことになりました。

 すると、どうやら宿から徒歩圏内の居酒屋は1軒のみ。当然そこが第1候補となりました。連休明けの平日という事でお休みの可能性もありましたがどうやらその日は営業しているようです。

 前回に引き続き店名は伏せますが、民家の一階が居酒屋になっている家族経営の小さなお店といったイメージです。

 このお店のメニューは魚系はもちろん、家庭料理や肉料理も充実しています。新潟らしくご飯ものメニューも充実しており、更にはスイーツ類も豊富です。

 更に特筆するべきはお酒のメニューの多さです。お酒の銘柄が多いというより、割り物メニューが充実しており様々な味が取り揃えられています。

 お通しは日によって違うのかも知れませんが、この日出てきたのは意外にもお肉のデミグラスソース煮でした。薄切り肉やミートボールが入っており、そのままご飯にかけても美味しそうでした。

 紹介する一品目は、やはり島という事でお刺身です。

刺身盛り合わせ

 こちらがお刺身の盛り合わせ、いわゆる「刺盛り」です。かなり種類が多く、カニやトロまで入っていますがこの量でなんとお値段は1700円ちょっとという驚きのコスパとなっています。

 この値段はちょっと東京都内などでは考えられない設定となっており、倍くらい取られたとしても全くおかしくはありません。

 鮮度も良く、しっかりと良い素材を使っているのが良く分かります。全部が全部新潟で獲れた魚では無い(サーモンありますし)とは思いますが、海が近いだけあって大満足です。

厚焼き玉子

 こちらも居酒屋としては定番メニューである厚焼き玉子です。卵焼きは料理人の腕がもろに出るメニューであると言えるでしょう。

 このお店の厚焼き玉子は見ての通りの綺麗な出来です。味の系統としてはいわゆる「しょっぱい系」の味付けとなっており、おつまみとしてはもってこいでしょう。

 かなりしっかりと味付けされており、大根おろしを乗せてそのまま頂くのがベストです。おつまみにも良いですが、お弁当などに入っていても嬉しいやつですねこれは。

馬刺し。量がすごい!

 続いては馬刺しです。写真から分かるように特徴はやはりその量でしょう!東京では馬刺しを1人前頼んでもほんとちょっぴりとしか出てこない時もありますが、ここの馬刺しは複数人で食べても満足出来る量が出てきました。

 しかも値段が安い!この量で1000円しないのですから驚きです。薬味はにんにくと生姜、そしてネギも付いています。

 ごま油も別で提供されますので、「ごま塩」で頂くのも良いでしょう。というか、一人で注文してこの量が出てきたらビックリする事間違いなしです。

豚キムチ

 最後はこちら、豚キムチです。白菜キムチともやし、豚バラ肉とシンプルな構成となっていますが、なによりこの白菜キムチが美味しいです。

 それもそのはず、ホワイトボードの手書きメニューにはキムチ類に全て「自家製」と書いており、このお店のキムチ類はお店で漬けている本格派のようです。

 そんな自家製キムチを利用した豚キムチとなれば、美味しくないはずが無いでしょう。キムチは炒めると旨味がアップする上、豚肉との相性が良いのは言うまでも無いでしょう。

 このお店はかなり無国籍なメニュー構成をしており、日本の料理はもちろん、このようなキムチメニューに加えて更にはカルパッチョやパスタ、生春巻きやピザまでありました。

地元民が通う個人店にこそ当たりはある

 締めには新潟県産米を使用したご飯メニューまで頂いて、この日はお店を後にしました。お値段もかなりリーズナブルで、どうやら普段は地元のお客さん人気のお店との事です。

 旅行をするとついついネット検索で最初にヒットする観光客向けのお店に入ってしまいがちですが、やはりこのお店のような普段は地元の人が通うようなお店にこそ、その土地でしか味わえない料理が出てくるものです。

 現在は新型コロナの感染再拡大によりGoToキャンペーンの運用が危ぶまれていますが、やはり旅と遠い土地での食事は人の心を癒やしてくれるものです。日本にはまだまだ色々な所に知らない美味しい物はまだまだあるでしょう。

 この騒動が一刻も早く終息し、普通に旅行が楽しむ時代が帰ってくるよう、願ってなりません。

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