一度に二度美味しい!焼き馬刺し丼

グルメ

近くのスーパーで常に冷凍の馬刺しが手に入る。

馬肉はジビエ枠の認識が強く、あまり普段食べないので何となく特別感がある。
胃もたれしにくいし国産高級牛肉に比べたら安いのも魅力の一つだ。

冷凍馬刺しはパックのままボールに氷水を張り、数十分程放置していれば食べられるのでお手軽だ。
美味しいのだが基本的に大きな塊で販売しており、一日ではとても食べきれない量だ。

だからと言って冷凍している物を真っ二つに出来る技術力と刃物が家には無い。
ちょっとだけ解凍するというのが不可能に近い。

なので、残した分は決まって次の日用のお楽しみに、めんつゆにんにく漬けにしておくのだ。

ところが翌日になってあまり腹の調子が良くない事に気付いた。
食べれないほどの体調ではないが、流石に生肉のまま食べるのが少々不安になってしまった。
(食べないという選択肢は無い)

世の中には馬肉チャーシューやハンバーグというの物もあるらしいので、それなら焼いても美味しいんじゃないかと判断してフライパンで焼いて食べてみることにした。

少し焼いただけで想像を絶する程大量の脂が出たのでそのまま肉が溶けてなくなってしまうかと思ったが、別にそんな事は無かった。流石刺身用の肉である。

ちなみにこの脂は勿体ないので別の皿に入れて冷やし固め、冷凍して馬油として後々料理油として再利用する事にした。

桜肉というだけあって結構焼いていても赤い部分が残る。
肉の色が変わらないせいで焼けているのか謎だが、やり過ぎると硬くなりそうなので、元々生肉で食べられる物だろうしと細かい事は気にせずそのまま皿に盛った。

これを漬け丼の為に用意しておいた白米に乗せて食べてみたところ、タレしみしみ、甘~い脂が口の中でとろける高級な牛焼き肉のような味わいになっていた!

牛に比べ強い歯ごたえはあるものの、お肉をぎゅっと噛み締め頂いてるという満足感が強く、正直普通に馬刺しで食べるよりこちらの方が好みかもしれないと一度焼いて以来やみつきになってしまった。

少し硬いのが気になる場合は調理ばさみなどで切れ目を付けると良いかもしれない。

馬刺しは基本的に友人が来た時などにふるまったりするが、少しだけ贅沢をしたい時はこの食べ方をこっそり一人で楽しんでいたりする。

神奈川の某スラム出身。最近食洗機新興宗教に入信しました。
美味しい物・面白い物・便利な物・安い物に前のめり気味です。
ワガママ魔王様の日常を描いてます。

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