映画「100日間生きたワニ」公開を記念して100日限定で「嵐げんこつらあめん」が復活販売 らあめん花月嵐

グルメ

「100ワニ」と「BLACK」の関係性とは一体?

 今回紹介するのは全国に展開するラーメンチェーン「らあめん花月嵐」の期間限定メニューとなります。

 定期的に新作メニューを期間限定販売しているらあめん花月嵐ですが、今回のメニューはいわゆる復刻メニューとなります。そのメニューは「嵐げんこつらあめんBLACK」です。

 嵐げんこつらあめんと言えばらあめん花月嵐の看板メニューで、オーソドックスな具に中細麺、豚のげんこつを使ったこってりスープに背脂たっぷりのジャンク感溢れるラーメンです。

 そんな嵐げんこつらあめんのバリエーションの一つとしてこれまでに何度か販売されていた「嵐げんこつらあめんBLACK」はその名の通りニンニクを油で真っ黒になるまでローストした「マー油」をプラスした名前通りの黒っぽいラーメンです。

 その嵐げんこつらあめんBLACKが、近日公開予定となっているアニメ映画「100日間生きたワニ」とのタイアップで100日間限定で復刻販売となりました。

店頭でもしっかり宣伝

 アニメ映画「100日間生きたワニ」は元々ツイッターで漫画家のきくちゆうき氏が公開していた作品で、「100日後に死ぬワニ」というタイトルで毎日1日分ずつ、100日後には命を落とす事になる「ワニ」の日常を描いた4コマ漫画です。

 この作品は大きな話題となり、かなりの人気を博したのですが最終話となる100日目、主人公であるワニが命を落として作品が終了。かなり反響も大きかったのですが最終話掲載直後、いわゆる「商業化企画」が次々と発表され大炎上する事に。

 もちろん、話題になった作品であればそれに応じた収入を得られるべき。と私も思いますが何よりタイミングが良くなかった印象で、いくらなんでも主人公の「ワニ」が命を落とした直後に次々と発表しなくても良かったのでは…と思いました。

 あれで、せめて数日置いて発表していればここまで反感は買わなかったのではないでしょうか?

 さらに、「100日後に死ぬワニ」では映画化にあたって良くなかったのか、映画版のタイトルは「100日間生きたワニ」に変更されています。これ、結構ニュアンスが違う気もしますが…

 映画の話はさておき、今回の主役はらあめん花月嵐の嵐げんこつらあめんBLACKです。早速、最寄りのらあめん花月嵐に食べに行ってきました。

マー油の香り豊かなBLACKはガッツリジャンキーな味

 「嵐げんこつらあめんBLACK」は通常バージョンとチャーシュー増量の「嵐げんこつチャーシューメンBLACK」の2種類が用意されていました。

 今回はノーマルな「嵐げんこつらあめんBLACK」、そして公式アプリのクーポンを利用してライスも注文です。料金は税込みで750円で、通常の「嵐げんこつらあめん」が720円なのを考えるとかなりお得な値段設定となっています。

 前回レポートした「坂本龍馬」は980円というかなり強気の金額でしたので、この値段設定にはちょっとびっくりです。

らあめん花月嵐「嵐げんこつらあめんBLACK 750円(税込)」

 待つこと数分、到着した「嵐げんこつらあめんBLACK」がこちらになります。まず目に付くのはレギュラーメニューより黒っぽいスープの色とチャーシューの上にかかった「マー油」でしょう。

 このBLACKラーメンはタレや背脂にもマー油を使っているとの事でそれが色の違いに現れているようです。真っ黒なマー油も結構な量がかかっており、混ぜるとさらに黒さはアップします。

 マー油をふんだんに使用している効果で香りはニンニクの香りが強く、花月嵐の名物の一つである「生しぼりニンニク」を使用せずともしっかりとニンニク感があります。

 具材にも違いがありまずは大きなチャーシューです。嵐げんこつらあめんは小ぶりで職人芸とも言える薄さのチャーシューが2枚入っていますが、こちらのBLACKではそれの2倍以上はありそうな巻いた豚バラのチャーシューが1枚入っています。正直薄さという点では通常のものと大差ありませんが、コストはかなりかかっていると思われます。

 更には、BLACKと最も相性が良いと書かれている半熟の味付け卵も丸々1個乗っています。海苔やネギ、メンマは通常のものと変わりません。

 マー油と大判チャーシューに加えて味玉までトッピングされているのに通常の「嵐げんこつらあめん」との値段の差はわずか30円。これはかなり気合の入った料金設定です。

30円差で味玉まで!?

 早速食べてみるとやはりマー油の香りがしっかりと立ち、ジャンクさがアップしている印象です。通常のげんこつらあめんは醤油、味噌、塩と味が選べますが、このBLACKに関しては醤油のみとなっています。

 麺はおなじみの中細のストレート麺。好みの分かれる麺ではありますが個人的には結構好きなタイプです。大判チャーシューも通常の物と比べて食べごたえ十分。麺と食べても、ライスと食べてもしっかり合います。

 味付け卵はしっかり半熟でこってりとしたスープととろける黄身の相性はもちろん最高です。花月嵐といえば名物の「壺ニラ」を始め味変手段も豊富なのがありがたく、色々加えながら最後まで美味しくすする事が出来ました。

ラーメンの写真は麺リフトしなきゃという使命感が

 という事で、映画「100日間生きたワニ」公開記念で100日限定販売となった「嵐げんこつらあめんBLACK」のレポートでした。

 味のベースは看板メニューの「げんこつらあめん」、そこにマー油や通常版より豪華な具材がトッピングされ、値段の差はわずか30円と非常にコストパフォーマンス高い商品でした。

 映画の主人公である「ワニ」は人間でいう20代の若者という設定でラーメンが大好きという描写があり、それがタイアップのきっかけだったのかもしれません。なんでBLACKなのかはよく分かりませんでしたが。

 公式サイトや店内にあるチラシでは原作者であるきくちゆうき氏描き下ろしの4コマ漫画も掲載されていますので、是非チェックしてみて下さい。

 「嵐げんこつらあめんBLACK」は100日間の限定復活、100日間といえば3ヶ月以上ありますのでざっと見積もって9月近くまで販売している事になりますの。なのでそこまで急ぐ必要は無さそうです。

 らあめん花月嵐の次回作は人気ラーメン店「ラーメン きら星」と12年ぶりのコラボメニューとなるようで、こちらも期待したいと思います。

参考サイト:らあめん花月嵐

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