「天玉そば」には人それぞれの生き方がある…と思う

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立ち食いそば、駅そばの定番メニューといえば

 この記事をご覧の皆様は蕎麦はお好きでしょうか?そばの歴史は古く麺料理としての蕎麦は西暦1574年時点で既にこの世に誕生しているともされています。

 日本の食文化として独自の発展を遂げてきた蕎麦は、2020年の現代でも日本人にこよなく愛されており、手打ちにこだわった蕎麦の専門店から手軽に安く食べられるいわゆる「駅そば」までそのランクも様々です。

 筆者も蕎麦は大好物であり、専門店の本格的な蕎麦も好きなのですが今回取り上げるのは駅そばならではのメニューである「天玉そば」です。

 専門店でいう「天ぷらそば」といえばエビの天ぷらが乗っている物が主流ですが、駅そばでいう「天ぷらそば」といえばもっぱら「かき揚げ」です。

 このかき揚げの乗った天ぷらそばに、さらに生卵、もしくは温泉卵をトッピングしたのが「天玉そば」になります。

 天玉そばの元祖は新宿駅近くの思い出横丁に店舗を構える小さな大衆そば店「かめや」であるとされています。

 かめやの天玉そばは立ちそば愛好家の間では聖地のひとつとされており、かき揚げと温泉卵が乗っているのが元祖スタイルです。

 現在の立ちそば、駅そばのメニューでは定番となっている天玉そばですが、皆さんはこの天玉そばをどうやって食べるでしょうか?

食べ方色々?天玉そばの魅力

 どうやって食べるか?と問われても「どうも何も普通に食べれば良いじゃないか」と思う方も居るとは思いますが、この天玉そばの食べ方には実は様々な派閥が存在しているようです。

 以前、「目玉焼きの黄身、いつつぶす?」という漫画が話題になりましたが、一見下らないように見える「食べ方」という問題は、案外人それぞれ答えが違うものです。

 さて、今回は「天玉そば」の食べ方についてです。そもそも「天ぷらそば」でもかき揚げをカリカリの内に早めに食べる人、麺と一緒に少しずつ食べ進めてかき揚げがつゆを吸って変化していくのを楽しむ人、いきなりつゆに沈めて「ぐちゃぐちゃ」にして食べる人と意外と千差万別です。

 「月見そば」においても、やはり初手から黄身を潰してつゆと混ぜる人、底に沈めて熱で固まるのを待つ人、最後まで黄身を割らず最後に一口で食べる人とバリエーション豊富です。

 そんな天ぷらそばと月見そばが合体した天玉そばなのですから、その食べ方は無限大と言っても過言ではないでしょう。過言ですけど。

 今回そんな天玉そばを食べたのは、駅そばチェーン店の中でも個人的にかなり美味しいと思っている「しぶそば」のものです。しぶそばは東急グループのチェーン店ですので、当然ながら東急線沿線に多く店を構えています。

 という事で、注文したのはしぶそばの「天玉そば(500円)」です。

しぶそば「天玉そば 500円」

 こちらがしぶそばの「天ぷらそば」です。しぶそばのかき揚げは季節によって具材が変わる上にサイズもかなり大きく、食べごたえがありかなり美味しいかき揚げになっています。

 この時のメインの具材は「アサリ」で、卵は生卵、ネギとワカメもたっぷり入っており500円の値段から考えればかなりコストパフォーマンスは良好でしょう。

 さて、この美味しそうな天玉そばをどう攻略していくべきでしょうか?筆者のスタイルは「白身は底に沈めて熱を通し、黄身はかき揚げに乗せて食べる」です。

黄身が潰れてしまいました。

 「駅そば一つでめんどくさいおっさんだな」と思った方も居るでしょうが、意外と誰もが人には言わない、もしくは自分でも気付いていないだけで、こういった小さなこだわりが有るのではないでしょうか?

自分では当たり前と思っていた食べ方も、実は他の人とは違うという事は良くあります。そんな自分のこだわりを他人と比べてみるのも、また面白いかもしれません。

 ちなみに、この記事を書くに当たって天玉そばを食べに行ったは良いのですが、かき揚げに黄身を乗せるのを失敗し、つゆの中に黄身をロストしてしまったので、後日また改めて撮り直しに同じメニュー食べていたりします。

 こうした失敗もままある事が、人生というか、人の生き方が出てくるのではないか?と大げさな事を考えてしまった原因なのでした。

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