ついに復刻!松屋のバズメニュー「シュクメルリ鍋定食」は相変わらずカロリーとニンニクの権化だった

グルメ

あのシュクメルリ鍋定食が大人気に応え復刻

 今回紹介するのは前回の記事に引き続き牛丼チェーンの松屋からとなります。取り上げるメニューはもちろん、2019年12月に登場するやいなやSNSなどでバズりにバズったジョージア料理「シュクメルリ」を松屋風にアレンジした「シュクメルリ鍋定食」です。

 ガッツリとニンニクの効いたクリームソースに大きなチキンとサツマイモが入り、とろけるチーズが乗ったこのシュクメルリ鍋は、ジョージア臨時代理大使であるティムラズ・レジャバ氏が自身のツイッターでも取り上げ大きな反響を呼びました。

 恐らく松屋で提供するまでは大多数の日本人がジョージア料理を知らなかったと思われますが、このシュクメルリ鍋定食によりジョージアの知名度が大幅にアップしたと言っても過言ではないでしょう。

 もちろん、本場の味そのままでは無く松屋らしく「日本のごはん」に合うようにアレンジされているものですが、「世界一ニンニクを美味しく食べる料理」の異名に相応しいレベルでニンニクが効いたこの鶏肉のクリーム煮は多くの日本人の心を掴み、提供終了後もその復活を願う声が多かった超人気メニューとなりました。

 そして2020年6月、「第2回 松屋復刻メニュー総選挙」が行われると圧倒的な人気で1位を獲得し、今回の復刻が実現しました。

松屋の本気!専用テイクアウト容器に特別キャンペーンまで

 大人気メニューの復刻という事で話題を集めている今回ですが、松屋はこのシュクメルリ鍋定食の復刻にかなり力を入れているようです。

 まずは日清食品とのコラボで「松屋監修 世界1にんにくをおいしく食べるための料理と話題 シュクメルリ鍋風ヌードル」の発売です。

 このカップ麺は松屋のシュクメルリ鍋の味わいを即席麺の最大手、日清食品が再現したニンニクとチーズが効いたホワイトシチュー味のヌードルとなっており、全国で販売されています。

 これだけでもかなりの力の入れようですが、復刻当日の1月19日には松屋の公式ツイッターで「おうちでシュクメルリレシピキャンペーン」も発表となりました。

 このキャンペーンは松屋のシュクメルリ鍋をテイクアウトしてアレンジしたり、独自にシュクメルリを作ってツイッター上にハッシュタグと写真をアップする事で抽選で「松屋で実際に使用されている鍋メニュー用セット」「松屋Tシャツ」が貰えるというものです。

 今回松屋はこのキャンペーンのためにシュクメルリ鍋専用のテイクアウト用アルミ鍋も用意しており、持ち帰って直火やIHにかける事でアツアツを家でも楽しめるようなっています。

 アルミ鍋での持ち帰りは「すき家」でも採用されていましたが、松屋はこれをシュクメルリ鍋定食のためだけに用意したようでその尋常ならざる本気度が伺えます。

昨年よりのチーズ増量、更に「追いチーズ」も可能に!

 という事で、復刻当日に早速シュクメルリ鍋定食を試食しに松屋に直行です。

 商品ラインナップはシュクメルリ鍋とごはんと味噌汁、そして野菜サラダがセットになった「シュクメルリ鍋定食」とサラダなしの「シュクメルリ鍋ライスセット」の2種類となっています。シュクメルリ鍋の単品メニューはどうやら用意されていない模様です。

 今年はトッピングメニューとして「チーズ」が用意されており、更にカロリーマシマシで食べる事も出来るようになりました。今回注文したのは「シュクメルリ鍋定食 ライス並盛 トッピングチーズ」です。

松屋「シュクメルリ鍋定食」790円(税込)+チーズ50円

 こちらが「シュクメルリ鍋定食」にトッピングチーズを追加したものとなります。相変わらず受け取った瞬間からニンニクの香りが漂ってきます。期間限定メニューではライスを無料で大盛りにする事が可能ですが、今回は並盛を選択です。

提供直後はチーズは溶けていません

 鍋の中にはニンニクの効いたクリームソースと共に大きく切られ焼き目の付いた鶏肉がゴロゴロと入っており、同じくらいの大きさのサツマイモも2つほど入っています。

 チーズは2~3種類がブレンドされているようですが、提供直後はこのようにまだチーズは溶けていない状態ですので、先に野菜サラダでも食べながら鍋が熱くなるのを待つとしましょう。

チーズは別皿提供

 チーズの追加は50円です。チーズは牛丼やカレーとの相性も良いのでトッピングメニューとして常設して欲しい所ではあります。

 固形燃料で鍋が熱くなってきた所で、この追加チーズも鍋に入れてアツアツの所を頂きましょう。

溶けたチーズにニンニクに鶏肉

 大きな鶏もも肉にニンニク味のクリームソース、そこに溶けたチーズが加われば美味しくない訳がありません。クリームソースの塩気は若干強めですが、これはやはりご飯に合うような調整になっているのが要因でしょう。

 鶏肉もかなりの量が入っており、並盛ではちょっとご飯が足りなくなるという人も多いのではないでしょうか。

 付け合せ的に入っているのはジャガイモではなくあえてのサツマイモです。前回食べた時はジャガイモの方が良いのでは?という疑問もありましたが、あえて甘いサツマイモを入れる事で箸休め的な効果を狙っているのだと思います。

 チーズ増量はちょっとクドいかな?とも思いましたが、実際に食べてみるとこれが大正解で、チーズ好きなら増量をお勧めします。カロリーは結構凄い事にはなると思いますが・・・

大満足のボリュームメニューながらやはりニンニクには注意

 大人気となった前回と同じ味わいを残しつつ、チーズ増量なども出来るようになった今回のシュクメルリ鍋定食も大ヒットの予感です。

 ニンニクがかなり効いているメニューですので、仕事中のランチとして食べるには少々勇気が必要ですが、今はご時世的にリモートワークも増えている事から思い切って食べるチャンスが増えたとも言えるでしょう。

 テイクアウトしてアレンジをするというキャンペーンもかなり面白く、ツイッター上ではこれから数々のオリジナルシュクメルリやアレンジが登場するはずで、しばらく話題になりそうです。

 ちなみに、筆者がアレンジするとすれば卵黄とたっぷりの粗挽き黒こしょうをトッピングした「カルボナーラ風」にすると思います。

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