松屋で人気の「トマトメニュー」が復刻販売
今回紹介するのは牛丼チェーン「松屋」で5月18日から期間限定で販売が開始されたメニュー「ごろごろチキンのトマトカレー」となります。
ごろごろチキンシリーズといえば「ごろチキ」ことごろごろチキンカレーが復刻販売されたばかりですが、今度は夏にぴったりなカレーメニューが追い打ちをかけるかのように登場する事になりました。
松屋のトマト系メニューは度々期間限定で登場していますが、こちらも根強いファンが多く「うまトマシリーズ」は特に人気があります。
そして今回登場した「ごろごろチキンのトマトカレー」は2020年に行われた復刻メニュー総選挙にてあの「シュクメルリ」に次ぐ2位に選ばれたメニューとなります。
今回販売されているごろごろチキンのトマトカレーはチキンだけでなく夏野菜もごろごろ入った贅沢仕様となっており、さらにはたっぷりのチーズをかけた「ごろごろチキンのチーズトマトカレー」もラインナップされています。
以前販売されていた時の「ごろトマ」は実は食べた事がありませんので今回が初体験。早速試食して来ました!
スパイスは香るものの辛さはかなり控えめ
という事で近所の松屋に到着です。このごろトマの登場により「ごろチキカレー」は販売を終了したかと思いましたが、併売する形になっており普通のカレーメニューもまだ創業カレーではなくオリジナルカレーが提供されていました。
今回注文したのは「ごろごろチキンのチーズトマトカレー」としました。生野菜付きなどもありましが、メニュー的に野菜は十分入っているという事でサラダはスルーです。
ごろごろチキンシリーズは注文が入ってから鉄板で鶏肉を温めるので牛丼よりも提供時間はかかりますがそれでも数分程度、すぐに提供されました。
チーズが大量にかかっているため本体があまり見えませんが、具合としてはナスやズッキーニ、パプリカなどの夏野菜が見え隠れしています。
色はカレー色というよりは真っ赤なトマト色。香りもスパイスの香りがほんのり漂いますがメインはニンニクとトマトの香りでカレーという印象はあまり受けません。
見ての通りチーズはかなり豪快な量がかかっており、トマト味と相性抜群なだけにチーズ好きにはかなり嬉しいでしょう。
トマトの赤にチーズの黄色、に夏野菜の色もコントラストになり見た目が鮮やかです。早速チーズを絡めつつ一口食べてみると…あれ?全然辛くない!?
カレーにしては辛さ控えめ、というレベルではなく辛みは全く感じられずカレー感はあまりありません。もちろんカレーと一口に言っても甘いカレーや辛くないカレーもありますが、これはカレーというより…
ほぼラタトゥイユです。
もちろん、ごろごろチキンシリーズですので大きな鶏肉がたっぷり入っていますし、後味にもスパイス感を感じるので大きく言えばトマトカレーなのだと思いますが、ナスやズッキーニ、パプリカなどが入っている事も相まって味わい的に最も近いのはラタトゥイユ(もしくはカポナータ)と言って良いでしょう。
味としては辛さはほぼありませんがトマトの旨味と酸味が効いており、鶏肉との相性もバッチリ。その組み合わせにとろけるチーズが加わった事でさらに美味しさはアップしています。
こうなるとご飯との相性が気になる所ですが、それについても個人的には全く問題ないと感じました。カレーのようにご飯にかけて食べるよりは、おかずとして別々に食べるのが良いでしょう。
ただ、これはこれで美味しいのですが「今日はカレーの気分!」という時に選択するとちょっと面食らってしまうくらいにはカレーよりラタトゥイユに近いという点は気になる部分です。始めからラタトゥイユや鶏と夏野菜のトマト煮、というメニュー名なら納得でしょう。
これとご飯で十分満足は出来ますが、松屋的にはあくまでこのメニューは「カレー」なので、ライスの上には福神漬が乗っています。カレーと福神漬の相性は言うまでもありませんが、トマト煮と感じてしまうとこの組み合わせには違和感を覚えるかもしれません。味噌汁については、どう足掻いても松屋では付くのでことさら言及はしませんが。
ちょっと不満点のような感想が多くなってしまいましたが、夏野菜が入った鶏肉のトマト煮としてであれば牛丼店で食べられるとは思えないレベルで、納得の松屋クオリティした。
チーズの有無については、恐らくチーズ入りの方が(カロリーはともかく)食べごたえがあって美味しいと思いますので、注文の際は「ごろごろチキンのチーズトマトカレー」をオススメします。
ただ、前述の通りたまにある「今日はカレーだ!カレーが食べたい!カレーしか勝たん!」という時には正直あんまり向いていないとここは敢えて書かせて頂きます。
参考サイト:松屋
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