前回のスタバで火が付いたサンドイッチブームによってパンに色んな物を挟んで楽しんだり新規のバケットサンドイッチを日々開拓して行っている。
冬と言えば毎年この時季に出てくるちょっと贅沢なミラノサンドの新作だ。
ミラノサンドは軽食の定番で朝やランチなどで毎日のように食べているという人も多いと思う。
しかし季節は冬、サラダの様な冷たい具が挟まったミラノサンドの常食は厳しいというもの…。
冬らしくあたたかな具がちゃんと詰まっているのはそんな人々にとってとても有難いラインナップだと思う。
ここ数年ほぼ定番化しているローストビーフミラノは少々お高くとも美味で何度もリピートしたものである。
今年もまた牛の時季が来るか…と思いきやまさかのドトールで待ち受けていたのはニューフェイスの蟹であった。
以前にも海老グラタンはあったが、蟹は缶詰でも結構いいお値段である。
思い切ったな!と思う反面、そこは所詮ファーストフード店。
蟹と言いつつも風味だけとか、カニカマが入っていても何らおかしくはないと正直かなり侮っていた。
しかしこの蟹ミラノ、本当に美味しいし蟹の味がするし蟹身もしっかり詰まっていたのである!
カニクリームコロッケの中身(蟹味はとくにしないアレ)を想像していたが、しっかり蟹を使って仕上げた贅沢なグラタンの様な味がする。
それもそのはず、中身の材料に全く妥協が無い。
ちゃんと蟹の本物のほぐし身とカマンベールの角切りがゴロゴロ入っており、生玉ねぎのサクサク感も良いアクセントになっている。
カマンベールチーズもそう安い物では無いので、良いのかこんなに甘やかされて?という罪悪感すらある。
中の具がホットなのでバケットが水気でふにゃっとしないせいか、いつもの冷ミラノサンドより心なしかカリカリな気がする。
まるで冬の特別料理にして定番品とも言えるサクサクパイ生地を崩して頂くみんな大好きあのポットパイの様だ。
店頭で食べるとふたつに切り分けられ、一つずつ紙に丁寧に撒かれ振舞われるので、一つ食べてもまだ残っているぞ!という地味な視覚的お得感があるのがホットミラノサンドの良い所。
恐らくまるごと一本だとクリームが溢れてしまうので、零さないように食べて貰う為のお店の配慮と工夫だろう。
今回の飲み物はアイス黒糖ラテであえてクリーミーな食べ物に対してクリーミーな飲み物を同時にぶつけてみた。
黒糖感はあまりないがあまい牛乳強めのラテがとても美味しい。
もったいないがオシャレに飾られた上の網目状のクリームを崩して飲むとよりクリーミーになる。
ドトールの冬は今年もリピート必須のやはり約束された美味しさだった。
パンをシチューに浸して食べるのが好きな人や、ポットパイに目が無い人は是非食べてみて欲しい。
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