塩焼きに続いて味噌煮も登場!松屋はサバに本気だ
今回紹介するのは牛丼チェーン松屋が3月23日から数量限定で販売を開始した「”普通じゃない”さばの味噌煮定食」となります。
松屋は3月2日から朝定食メニューに「さばの塩焼き」を追加しましたが、それに続いて今度はサバの味噌煮の販売を開始しました。
あくまで松屋は「牛めし屋」であると自称していますが、最近では次々と新しい定食メニューが登場しており牛めし屋というよりは定食屋になりつつある気もします。
そして今回登場したサバの味噌煮は言うまでもなく魚メニューです。牛丼チェーン系では朝食メニューとして焼き鮭を提供している事が多いのですが、サバを使用したメニューはちょっと珍しいと思います。
しかもその商品名には”普通じゃない”という謎のワードも付いています。商品写真を見るともろみ味噌がかかっているのが特徴的なくらいで普通のサバミソに見えますが・・・一体どういう事なんでしょうか?
サバは何年も前からその健康効果が注目されている魚で、EPAやDHAが豊富に含まれている事から美容効果やダイエット効果があると言われていますが、私は健康効果とは関係なくサバが大好物。早速食べに行くしか無いでしょう。
骨ゼロ、柔らかく煮上げられた濃いめのサバミソはご飯が進む
という事で近場の松屋に行ってきました。店頭では店舗限定だという2種類の「トンテキ定食」のポスターも掲示されておりそちらにも惹かれるものがありましたが初志貫徹でさばの味噌煮定食の食券を購入です。
ちなみにそのトンテキ定食はいわゆる「四日市トンテキ」をベースにしたウスターソースを使用したものとシャリアピンソースとバターが掛かったものの2種類がラインナップされていました。
今回のサバミソメニューはご飯、さばの味噌煮、味噌汁にミニお新香が付いた「さばの味噌煮定食」と味噌汁が豚汁になった「さばの味噌煮定食豚汁セット」、そしてその豚汁セットにさらに国産とろろが付いた「さばの味噌煮御膳」の3種類がラインナップされています。
その中から今回は100円プラスで豚汁が付くコスパ抜群の「さばの味噌煮定食豚汁セット」をオーダーしました。国産とろろが付いたさばの味噌煮御膳も気になる所ですが、サバミソに豚汁となればすでにおかず過多状態ですので、今回はスルーです。
食券購入から数分、到着した「さばの味噌煮定食豚汁セット」がこちらになります。
ご飯は大盛りも無料で選択出来ましたが、今回は普通盛りをオーダーしました。到着して感じるのはやはりサバミソの香りです。味噌の香りとサバの香りがしっかりと感じられます。個人的には缶詰ではないサバミソを食べるの久しぶりです。
サバは小ぶりですが半身が使われており、味噌ダレもたっぷりです。サバの上には後がけのもろみ味噌と一緒に煮込まれたであろう生姜の千切りも乗っています。サバと一緒に煮込んだ生姜は非常に美味しいので嬉しいですね。豚汁はいつもの松屋の豆腐がやたらアツアツのもの。ミニお新香は白菜漬けです。
サバに箸を入れてみると驚くほど柔らかく煮上がっており、簡単にほぐす事が出来ました。どう処理しているのか分かりませんが骨は小骨一本すら入っておらず、非常に食べやすいです。
脂もしっかり乗っており、サバの風味と生姜の効いた味噌ダレとの相性は今更言うまでもありません。この脂の乗り方はいわゆるノルウェーサバでしょうか?
松屋の公式Twitterによればやはりノルウェー産のサバとの事。ノルウェー産の魚介はサーモンが有名ですが、北欧の厳しい寒さに耐えるためにかなりの脂を蓄えているのが特徴で、サーモンに加えてこのサバも日本はかなりの量を輸入しています。
味付けは松屋らしくご飯が進む濃いめです。後がけのもろみ味噌は風味がよく甘みもありサバの味を引き立てています。一緒に添えられた生姜も爽やかでもっと入っていても良いくらいでした。
その脂の乗りと濃いめの味付けでご飯はどんどん進み、豚汁と合わせてあっという間にご飯は完食してしまいました。これならご飯は大盛りにするべきだったかな?とちょっと後悔する勢いです。
さばの味噌煮としてはかなり完成度が高く、これが全国どこでも(松屋があれば)時間を問わずに食べられるというのはなかなか凄い事かもしれません。
朝定食メニューの塩焼きも恐らく同じサバを使用しているはずですので、味噌煮がこの美味しさであれば塩焼きも満足できる味でしょう。
ただ例によって今回のさばの味噌煮定食は数量限定となっていますので、気になる方は早めに松屋に足を運びましょう。
個人的には今回のこのさばの味噌煮定食は非常にハイレベルに仕上がっており、かなり力を入れていると感じました。この”普通じゃない”さばの味噌煮定食は常設メニューに加えて欲しいくらいの「名作」と言って差し支えは無いと思いました。
何が普通じゃないのかは、ちょっとよく分からなかったですけど。
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